かに星雲とは、トレミーの48星座のうちの一つであるおうし座にある超新星残骸のことで、カニの甲のように見えます。カタログ番号はM1、NGC1952、6分×4分角で9等星の明るさ、地球からの距離はおよそ7000光年です。超新星自体は1054年に出現したことが、中国の『宋史』や日本の藤原定家の自身の日記『明月記』などに記録が残されています。

星雲は毎秒12kmで現在も膨張を続けており、中心部には「かにパルサー」と呼ばれるパルサーが存在しているのが1969年に確認されています。直径は約10kmで、光度は16等級、1秒間に30回と言う高速回転をしており、33msの周期で電波やX線を出し、可視光線で星雲全体を照らしています。双眼鏡では微かな光斑に見える程度ですが、口径5cmの望遠鏡では三角形の白い雲のように見え、口径10cmえは佐渡島のような形に、口径20cmになるとその内部の模様も見えるようになります。中心部の中性子星まで見るには口径50cmの望遠鏡が必要です。

 
年賀状 イラスト

年賀状